IATSSフォーラム2020年度春期研修の開催中止のお知らせ

新型コロナウイルスにつきまして、日本国内における感染拡大が著しい状況を受け、IATSSフォーラムでは研修生および講師・視察先関係者様の健康・安全面を第一に考慮した結果、止むなく2020年春期フォーラムの開催を中止する運びとなりました。

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参加者の声

Kim [53期生(2015年春)] [カンボジア]

53期生(2015年春)カンボジアに参加

参加前のコメント

私はプノンペン出身のキムヒィング・シムです。日本を訪れることが出来るのは今でも夢のようです。私が8歳の時、遠く離れた日本から送られてきた玩具をもらいました。「日本」、それが幼かった私が最初に聞いた外国の国名でした。いつか日本に行ってみたいとその当時から思っていました。でも、今は、それは夢ではなく現実になりました。カンボジア代表の4名の一員に選んでいただけたことをとても光栄に思います。研修生のみなさんや先生方にお会いし、私の経験が共有できることにとてもワクワクします。帰国後さらに地域の人々に貢献できるよう、先生方と研修生から知識を吸収し自己を磨きたいと思います。
フォーラム初日から修了式まで、何も逃すことなく全てを学びたいと思っています。では、日本でお会いしましょう!!

参加後のコメント


日本から学んだこと

55日間のIATSSフォーラムを通して日本と他のASEAN諸国について学べるこの機会は、とてもすばらしいと思います。たくさんの講義を詰め込んだこのプログラムを、日本のしきたりを通して学べたことが大きな学びとなりました。
3つの異なる視点から持続可能な地域づくりについて学ぶことができました。1つ目は、地方都市での地域づくりです。農業のやり方、地域の人々の団結、ユニークな文化保全方法、政府と地域そして民間の協力などを学ぶことができました。
2つ目は大都市での地域づくりです。交通事故や大気汚染などの公害は、大都市では避けられない問題のため訴訟が起こりますが、日本では、公害患者や、弁護士、政府が話し合い、協力し合いながら解決・和解策を築くことが可能であることを知り、感銘を受けました。
3つ目は、政治、教育、減災などに関する一般セミナーを学んだことです。ここで学んだことは、政府だけに頼るのではなく、一人ひとりが、様々な問題を認識し、自分にできることを行動にうつし、国を助け、次世代に持続する社会を築かなければならないと強く認識しました。
最後に、日本の清潔さのほかに私が印象に残ったことは、ボランティアの方々のスピリッツです。特に高齢者の方々のおもてなし精神、次世代への思いやりなどの感銘を受けました。退職し旅行等に時間とお金を費やすのではなく、社会貢献することを選んだボランティアの方々には脱帽しました。