IATSSフォーラムについて

アジアの将来を担うリーダー育成の歩み

IATSSフォーラムとは

目的

1985年に設立された研修機関で、
アジアの将来を担う人材の育成を目指しています。

IATSSフォーラムは、アジアのヤング・プロフェッショナルが集う場です。アジア10カ国から若く優秀な人材を日本に招聘し、“Thinking and Learning Together (共に考え共に学ぶ) ”をモットーに、セミナー、フィールドスタディ、グループ研究などを通して、参加研修生が互いの国について理解し、自国・アジアの現在の課題に取り組む場です。

IATSSフォーラムの母体は国際交通安全学会(IATSS: International Association of Traffic and Safety Sciences)ではありますが、プログラムで取り上げるトピックは交通の分野に限らず、対象国の現状、ニーズに合わせて様々な分野から選択しています。変化していきますが、IATSSの知見を活かしたトピックも含みつつ、様々な分野のトップクラスの講師を招き、特定分野を深く研究することよりも、広くリベラル・アーツを学びながら、また視察などの経験を通じてリーダーシップを研鑽することを目指します。

経緯

IATSS フォーラムは、本田技研工業株式会社の創業者である本田宗一郎と藤沢武夫の両氏の個人基金により設立されました。

IATSS フォーラムは、本田技研工業株式会社の創業者である本田宗一郎と藤沢武夫の両氏の個人基金により設立されました。

1985年9月、マレーシアから第一期生を招請し、第1回IATSSフォーラムが開講されました。設立当時は各国単位での開催でしたが、1991年からはASEANフォーラムとして、各国単位から複数国同時参加型のIATSSフォーラムに変容しています。発足以来35年間(2019年末現在)で、62回のIATSSフォーラムが開講され、約1089名の同窓生を輩出しました。

今日では、東南アジア9カ国、及びインドからの研修生を三重県鈴鹿市に招請し、約7週間のプログラムを年に2回実施しています。

理念

IATSSフォーラムは、広い視野と専門知識を基に、自国の「持続可能な発展」に寄与すべく、自国の課題を発見し、解決する意欲と能力を備え、自ら考え行動できるリーダーを育成します。

各国が抱える、様々な要因が絡まり合った「正解」のない課題に対応するためには、自らの専門知識に偏ることなく、多面的に且つ柔軟な発想で考える力が必要です。また、専門分野や立場の違いを越えた協働・共創関係の中で、議論を深め、最適な「解決策」を導いていく力も必要です。

リーダーとは

  • 自国の課題を発見し、解決する意欲と能力を備え、自ら考え行動できる人
  • 人材力、チームの潜在力を最大限に引き出し、共通目標の達成に向けて導いていくことのできる人

IATSSフォーラムで醸成するリーダーとしての5つの素養

IATSSフォーラムは、そうしたリーダーの育成の場としては、まさに理想的な環境にあります。

リーダーシップ5つの素養

  1. リーダーシップと組織マネジメントに関する基礎力
  2. 学際的思考に基づく洞察
  3. アイディア考案力
  4. コミュニケーション力(対話力、共感力、引き出す力)
  5. 影響力・アイディアの具現化力

IATSSフォーラムでは、様々なバックグラウンドを持つ研修生が集う環境、多分野に亘る研修コンテンツ、主体的・創造的な学びを提供することで、研修を通してこのような能力が育まれるようプログラム全体を構成しています。

参加者は、社会的・文化的に異なる背景を持った人たちであり、政府機関、研究機関、企業など様々な分野で活躍する、将来のアジアのリーダー候補者たちです。あなた自身が、ある分野のスペシャリストであるように、他の参加者も、それぞれの分野のスペシャリストであり、そうした異なるバックグラウンドを持つ人たちとグループを組み、各分野からの問題意識、考え方を互いに学び合いながら、一つのゴールを目指して議論を深め、最適な答えを導き出します。

全てのプログラムは、前述のような理念のもとで構成されており、その中で、参加者一人ひとりがリーダーとしての素養を高め、帰国後、各方面で指導的役割を担い、自国の持続的発展に貢献していってもらうことが私たちの最大の狙いです。