IATSSフォーラム2020年度春期研修の開催中止のお知らせ

新型コロナウイルスにつきまして、日本国内における感染拡大が著しい状況を受け、IATSSフォーラムでは研修生および講師・視察先関係者様の健康・安全面を第一に考慮した結果、止むなく2020年春期フォーラムの開催を中止する運びとなりました。

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参加者の声

Anne [50期生(2013年秋)] [ベトナム]

50期生(2013年秋)ベトナムに参加

参加前のコメント

日中に、その電話はなりました。“よく聞いて、あなた合格したわよ。”この出来事は過去の事ですが、当時の気持ちはまだ昨日のように思い出されます。やったー!受かった!自分を見直してしまいました。日本よ、待っていてねー。アジアの他国に足を踏み入れるという私の夢がかなう第一歩です。日本が、初めの国となりました。私が日本に興味を持ち始めたのは、かなり前の話になります。それは、日本の映画を見たことから始まりました。その映画の中に出てくる女の子は努力家で、ケーキを作る事にとても情熱を燃やしていました。私は、その女の子が淡々とケーキを作る姿に感心させられました。他の日本映画からは、どのように平和に共存できるのか、また、グループの中で同意を得ることは、どのように個人に利益をもたらすかということも学びました。IATSSフォーラムのモットーが“共に考え共に学ぶ”であると聞いたとき、とても筋の通っていると思いました。自分の力で進むことは理想的なことですが、実際、私たちは一人で生きることはできません。私たちの住む世界は国同士が互いに深く連結を持っています。このような環境で必要なことは、お互いの意見を交換し、お互いから共に学ぶ事です。私がIATSSフォーラムを好きな理由は、これをモットーと掲げているからです。新しい友達を作り、お互い協力し、共に学び、共有し、様々なことを得ることができるこの新体験を、とても楽しみにしています。お互い頑張りましょう。

参加後のコメント「日本という国の印象」

アジアの国を訪れるのは日本が最初だった私の旅は、最初に着陸した中部国際空港から研修の最後の日まで、すべてが感動の日々でした。
たくさんのセミナー、ワークショップ、視察、そして、多くの興味深くかつ実用的なアクティビティを通して、IATSSフォーラムのみならず、日本全体に“人間性重視”の考え方が浸透しているように感じました。私だけでなく、ほかの17人の研修生達も同じ事を感じたと思います。“人間性重視”の考え方は、交通講義、武道、学校訪問、ファシリテーション講座等の講義・視察を通しても感じ取れました。中でも一番印象深かった講座は関西大学のアレック先生が講義された武道です。体力よりも精神力を重んずる“残心”精神に心を打たれました。“残心”とは、恐怖心に打ち勝ち、いつも自分にチャレンジをし、成長していくことだと学びました。何よりも大切なことは、人は学んだだけ成長し、人間として熟した人ほど謙遜することを忘れないということです。アレックス先生の講義や実技を通し、“残心”を感じ取ることができました。
最後に、人との繋がりを大切にする日本の精神を、他国の人々が学び、各国で浸透させていくべきだと思います。ベトナムのような発展途上国の人々がもっと日本での研修に参加し、日本から学んだことを母国に持ち帰り、人々の生活向上に貢献していければいいと願っています。