参加者の声
Mike [49期生(2012年秋)] [フィリピン]
49期生(2012年秋)フィリピンに参加
参加前のコメント
IATSSフォーラムに向けて、私の気持ちを言葉で表すなら、たぶん、喜びと興奮という言葉だと思います。合格の知らせを受けたのは家族が父の死で悲しんでいる時でした。最終パネル面接の日程は、父を見送った後のことで、プロジェクトが終了した次の日であり、その日は海外へ行かなければならかったので、面接の間、ずっと荷物を抱えていました。
この難しい状況のなか、色々なことが私の頭をよぎっていました。父の死で悲しんでいる間、面接に向けて心の準備もしなければなりませんでした。多くのパネル面接があったので、私はとても心が落ち着きませんでした。あるときは、感情が高まり、最後の段階ではストレスを感じていました。そして私の名前が呼ばれた時の喜びは言葉で表現出来ません。
55日間のフォーラムは楽しく実りのあるものになると期待しています。皆さんの気持ちと同様、私のフォーラムの参加はとてもラッキーだと思っています。合格できたのは、亡くなった父が私を助けてくれたおかげだと感じています。 悲しみの後には、必ず喜びが待っていると私は思います。
参加後のコメント
フォーラムの終盤で、わたしが涙を見せるとは夢にも思いませんでした。フォームでの55日間はとても早く過ぎていきました。その短い期間では、他の研修生達と感情面で通じ合えるものを作ることはできないと思っていました。しかし、それは間違いでした。フォーラムでは、他ではできない体験ができたと思っています。
IATSSフォーラムの参加者は、新しい家族のようでした。血縁ではなく、同等の能力と潜在するリーダーシップを持ちあわてた共同体のようでした。
他の研修生の性格や文化に合わせることは、私にとって最大のチャレンジでした。研修生はみんな競争心が強いけれども繊細で、また尊敬に値する人達です。このような性質は、一緒に生活し皆で円満に学習する上でとても重要です。
他の旅路と同様にフォーラムという旅を最後までやり終えることは 簡単なことではありません。フォーラムでいつも強調されることは、一人でこの旅路の試練に立ち向かうよりも、仲間と共に挑むのです。お互い協力しながら試練を乗り越える事で、人間としてまたリーダーとして成長することにつながりますから。それがまた旅人にとって旅路の目的地を更に意味深いものするものです。
皆が涙を流したのは、喜びと悲しみからくるものでした。新しい仲間と会え、そしてフォーラムを体験できたという喜びと、フォーラム終了後の別れからくる悲しみです。
現実は厳しいですが、これが私のIATSS体験談です。とてもいい思い出をたくさん作ることができたと思っています。